不妊治療の検査
不妊治療の検査についてです。
不妊治療を始めるに、すぐに治療が始まるわけではありません。
まずは体が妊娠できる状態なのかを「調べる」ことから始まります。
クリニックを予約して、だいたい3~4時間はかかると思っていたほうがいいです。金額に関しては、保険治療になるものとならないものがあるので、金額的は20,000円~30,000円はかかると思っていたほうがいいと思います。保険適応されると少しは安くなるようです。けど、そんなに期待はしない方がいいですね。
これからはじまる、不妊治療のことを考えると、発生する費用である20,000円,30,000円は安いと思いますね。治療が深まれば、金銭感覚が麻痺します。
検査は妻側と夫側でそれぞれ受けます。クリニックによっては夫の検査を強要していないことの方が多いです。しかし、夫側に問題があることもよくあります。調べておいた方がいいと思います。
~妻側~
- 血液検査
- 尿検査
- 予防接種の有無
~夫側~
- 精液検査
- 血液検査
参考
1. 血液検査の項目
感染症や貧血などを調べるための項目で以下がありました。
~各検査項目は感染症10種~
HBs抗原:B型型肝炎ウイルスの感染の有無を調べる検査
RPR:梅毒に感染しているかどうか調べる
TP抗体:梅毒に対する抗体を調べる。過去の罹患歴がわかる。
クラミジアIgA
クラミジアIgG
HIV抗原・抗体:HIVにウイルスに感染しているかどうかを調べる検査
HTLV-1抗体(PA):ヒトT細胞白血病ウイルスの有無を調べる検査
AMH値:これはあと卵子がどのくらい残存しているのかを知るのにつかわれるようです。
ちなみに、私はクラミジアの検査で陽性と結果がでました。心当たりは遠い昔にありました。しかし、症状があまりでなかったので、意識はしていませんでしたが、まさか時間が経てから現れるには驚きました。こういった場合、夫婦で感染していることが多いので、医師からは夫婦分の薬が処方されました。どうやって、夫に飲ませようか迷いましたが、夫にはビタミン剤だよと説明して渡しましたが、苦しい言い訳ですね。
Zn(亜鉛) これらも調べます。亜鉛はホルモンの合成や分泌の調整、DNAの合成・タンパク質の合成・免疫反応の調整に関係する必要栄養素です。女性より、男性におすすめのサプリメントです。ですが、女性にもFSH・LHの働きを高めたり子宮内膜の成長を促すなどの効果が期待できるので、重要なサプリメントです。
ビタミンD 着床を促すのに大事なサプリメントですね。あと、流産率減少にも影響していると報告もされていますね。
2. 予防接種の有無!
妊娠初期に風疹に感染すると、赤ちゃんが「先天性風疹症候群」という病気になる可能性があります。妊娠初期の妊婦さんは特に気をつけたい病気ですね。
ちなみに、私はこの値が高かったので(16でした、、正常値は8以下)、予防接種を受けに行きました。クリニック側でもある程度の抗体がないと、治療も開始してくれないようです。
最近は、風疹の予防接種をする人が少ないため予防接種をできる医療機関も多くありません。私の場合、区が風疹ワクチンを補助をしていました。だから、まずは区役所に連絡をしてそれから、風疹ワクチンを接種しているクリニックを探しましたが一つ一つクリニックに電話しないといけないので思った以上に時間はかかりました。
最近は風疹ワクチンを受ける人が少ないので、接種を行っているクリニックも少ないです。
大人の風しん麻しん(はしか)抗体検査と予防接種の費用助成:新宿区
3. 子宮頸がん・体癌の定期健診!
クリニックで子宮がん系の検査はしませんが、ある一定以上の年齢の人たちが受ける定期健診には含まれています。
何かが見つかっては、不妊治療も進まないので早めに検査を受けていたほうがよいと思います。
子宮頸がんは若い方、子宮体癌は50代~60代の方に発症することが多いようです。よく子宮癌を患って、子宮の一部を切除しなければいけなくなったということはよく聞きます。気をつけないといけないですね。
4. 不妊治療がはじまってからの検査
ここまで調べ終わってから、やっと不妊治療が始まります。
亜鉛・ビタミンD も高齢女性の不妊に関わるようで、補給はした方がいいです。だいたい、どのクリニックでもそこのおすすめサプリメントのパンフレットを配布しているようです。生理中にも行う検査はあります。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。